日々の歯磨きで歯は白くなる? 歯の汚れと歯磨きについて①
2021/08/20
こんにちは!
島根県松江市でトータルビューティーサロンを経営しているSalon CielKuuです。
毎日しっかり歯磨きをしているのに、いつの間にか歯に着色がある!!なんてこと
ありませんか?歯が汚れるのはどうしてなのでしょうか。
その理由についてみていきましょう。
・毎日の食事や生活習慣による色素沈着
食べ物や飲み物の色素が歯に付着すると、歯が黄ばむことがあります。
有名なところですと、コーヒー、紅茶、緑茶、赤ワイン、チョコ、カレーなどです。
これらの食べ物・飲み物の色素がエナメル質に付着・蓄積すると、歯が黄ばんできてしまいます。
また、喫煙も同様。タバコに含まれているタールという成分が着色の原因となります。
こうした毎日の食事や生活習慣による歯への着色を防ぐためには、こまめな歯磨きが大切です。
・歯垢や歯石による汚れ
歯垢(プラーク)は歯の表面に付着しているネバネバしたもの。
特に歯と歯の間や歯が重なった部分、歯と歯茎の境目などは歯垢ができやすいといわれています。
その歯垢が硬くなり石灰化したものが「歯石」です。
歯垢や歯石が付着したままだと、歯が汚れて見える原因となります。
歯垢を歯磨きでしっかりと除去できずにいると、2~3日ほどで歯垢の石灰化が始まります。
付着した歯石は通常の歯磨きで落とすことができないため、歯科医院で取ってもらうことが必要です。
・脱灰(だっかい)
食事をすると、歯のエナメル質が溶け出す脱灰(だっかい)が起こります。
通常、脱灰が起きても、時間が経つと唾液に含まれるカルシウムなどの力により再石灰化が起こります。
口の中では、食べ物を摂取するたびに脱灰と再石灰化が繰り返され、これによって口の中の健康が保たれています。
ですが、だらだらずっと食べていたりすると脱灰が起きている時間が長いため、
そのバランスが崩れ、脱灰が進んでしまいます。
歯からミネラル成分が溶け出したままだと、歯の表面に出来るわずかな凹凸やエナメル質内部で光が乱反射して艶や輝きを失ってしまい、黄ばみが際立ってしまいます。
脱灰による歯の黄ばみなどを防ぐためには、唾液を分泌して再石灰化を促進する必要があります。
だらだらと食事をするのは再石灰化を妨ぐため避けたいものです。
・生まれつ
生まれつき歯の色が黄色っぽい場合もあります。
歯のエナメル質の内側にある象牙質の色が生まれつき黄味がかっていたり、黄色みが強いと、それが透けて見えるのです。
色々な原因から歯は黄ばんで見えてしまうんですね…
次回は「じゃあどうしたらいいの?編」です!